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・地デジを見るために必要な物
・地デジチューナーの接続方法
・チューニングの方法
2011年7月現在、駆け込み需要により各メーカーの地デジチューナーの在庫数が少なくなっています。 商品は低価格な物から無くなっているようで、現在でも1万円を越える商品の数は十分にあるようですが、 5千円程度の商品は以前から人気があり、アナログ放送終了が目前に迫った今、底を尽きつつある状態です。
しかしこれは一時的なもので、いつまで経っても手に入らないという事はないでしょう。 各メーカーはこれまで通り生産していくので、お急ぎでなければしばらく待つ事で希望する商品が手に入れられるのではないかと思われます。
ここでは、テレビチューナー(地上デジタルチューナー)の取り付け方法を説明します。
用意したのはコンポジット(赤白黄)端子、S端子、D端子それぞれで接続できる物です。
今回解説するのはほとんどの機器で接続できるコンポジット(赤白黄)端子を使って説明します。
必要なケーブルなどは全て添付されてましたが、無い場合は必要なケーブルを用意して下さい。
接続手順はとても簡単なので、やった事のない人もチャレンジしてみましょう!
用意した地デジチューナー
まずテレビの背面を確認します。赤白黄色の端子が並んでいる近くに、アンテナやブースターから引っ張ってきているケーブルがあるのを確認し、外します。 このケーブルは後から地デジチューナーに接続するので、外したら忘れないように置いておきます。
地上デジチューナー添付の赤白黄色のケーブルをテレビに接続します。挿す端子は「ビデオ入力・音声入力」と書いてあるところです。
現在はデジタル放送を見るにはB-CASカードを付けなくてはいけません。これもデジタル関連商品には添付されているので地デジチューナーに挿します。
地デジチューナーに各ケーブルを接続します。今回用意した商品は集合ケーブル端子に専用の集合ケーブルを取り付け、そのケーブルに赤白黄色のケーブルやSケーブルを接続するタイプです。 多くの場合は地デジチューナー本体に赤白黄色などの端子が付いています。
商品によっては地上デジタルチューナーやテレビに赤色の端子が無い物もあります。赤がない場合はチューナー、テレビ共に白だけを接続して下さい。端子はそれぞれ以下のようになります。
音声 : 赤、白
映像 : 黄、S、D
音声の赤、白はステレオ入出力とする為に2本使いますが、モノラルの場合は通常白だけを接続します。テレビやチューナーに赤の端子が無く、白の端子だけの場合は白をつないでおくことでちゃんと音はなります。
S端子とD端子の場合、赤白黄色の端子と形が違うのでうっかりつなぎ忘れる事もありますが、S端子とD端子は上記の通り映像入出力なので、その場合でも赤白のケーブルはつなぐ必要があります。
また、HDMI端子の場合、1本で音声と映像両方を入出力しますので、HDMIケーブルをつなぐだけで音声も映像も入出力されます。
この商品の場合、チューナーの背面は左からアンテナ端子、集合ケーブル端子、D端子、ACアダプター端子となっています。
地デジチューナー背面に集合ケーブルを接続します。ついでにACアダプターも接続しておきましょう。 先ほどテレビにつないだ赤白黄色のケーブルもつなぐので、地デジチューナーをテレビの近くに持って行き赤白黄色のケーブルを集合ケーブルに接続します。
一番最初にテレビから外したアンテナケーブルを接続します。これで接続は完了です!この後、チューナーの設定でチューニングなどをすれば終わりです。
チューナーの設定は多くの場合テレビ画面を見ながら操作するので、テレビとチューナーの電源を入れ、テレビのリモコンでビデオ入力に切り替えます。
リモコンの入力切替は押すたびに、ビデオ1・2・D・その他 などの順に切り替わりますので、チューナーの設定画面が表示されるまで繰り返し入力切替ボタンを押して下さい。
映像が止まったり乱れたりする場合や、チューニングの方法については 地デジのチューニングについて もご覧下さい。
アンテナケーブルを接続
地上デジタルチューナーではなく地上デジタル対応テレビ(地デジテレビ)に買い換えた場合の接続について少し触れておきます。
デジタルでもアナログでも、テレビに接続するアンテナ端子は同じです。
「地デジテレビに買い換えた場合の接続方法ってどうなんだろう?」と思う方もおられるかも知れませんが、テレビ自体の接続は、元のテレビに接続していた端子をそのまま地デジテレビの同じ端子に接続するだけです。
この時の端子が違う場合、電気屋さんやホームセンターなどで変換する物が売ってます。
良く分からない場合は、その端子やケーブルを持って行き、相談すると良いでしょう。
地デジに対応していない録画機器ですが、これらも地上デジタルチューナーを使う事で使えます。 テレビを見たり、録画したりするのに必要な機器は、どれもチューナーを内蔵しています。 テレビの場合、そのチューナーからの信号を映像として画面に表示するものですし、 録画機器の場合はチューナーからの信号をDVD-RやHDDなどに記録しています。 つまり、外付けのチューナーさえあれば、これらの機器も今後使えると言う事です。
1つだけ条件があって、それらの機器に入力端子がある事が前提です。 なんらかの入力端子があれば、ここまでに解説したようにチューナーをそれらの機器に接続し、 録画する時は録画の設定を入力1、入力2などに変更します。 チューナーの方でチャンネルを変更し、録画を開始します。 ただこの方法の場合、録画機器の機能である予約は使えません。 あらかじめチューナーを目的のチャンネルに合わせ、電源を入れたままにしておけば1番組くらいは予約録画できますが、予約をメインに使っていた方には不便です。
アナログテレビ、アナログレコーダーがある場合、チューナーは1台あれば大丈夫です。 テレビとレコーダーの接続はそのままで、上記の通りチューナーをレコーダーの入力端子に接続します。 テレビを見る時はレコーダーの電源も入れておき、テレビはこれまでレコーダーからDVDやビデオなどの録画した物を見ていたチャンネルに変更し、 レコーダーの設定は入力に変更します。あとはチューナーでチャンネルを変更してテレビを見る事ができます。
ほとんどの地上デジタルチューナーにはアンテナの出力端子(RF端子)がありません。 テレビにアンテナ端子しか無く、コンポジットなどの端子が無い場合はこのままでは接続出来ない事になります。 コンポジット出力をRF出力に変換する機械もありますが、 もしビデオデッキやDVDレコーダーなどの録画機器があるなら、 上記の 「ビデオやDVDレコーダー、HDDレコーダーなどの録画機器について」に書いてある通りにすれば、 テレビにコンポジットなどの端子がない場合でも地デジチューナーを接続する事が出来ます。 通常、レコーダーにはRF出力端子があるので、一旦レコーダーに入力してからテレビに出力するわけです。 ただこの場合もレコーダーの電源は入れておく必要があるので少し面倒かもしれません。
コンポジット端子は文字がにじむ
映像機器を接続する際に使うケーブルは赤白黄色のコンポジットケーブルを使う事が多いと思います。 これは、購入した機器に初めから付いているのでそのまま使う方が多いからではないでしょうか。 コンポジット端子は多くの映像機器に標準で搭載されているので、映像機器販売メーカーもそれを添付しておく事ですぐに使ってもらえるメリットがあります。
しかし、それぞれの規格は時代の流れと共により良いものに変わって来ており、古くから存在するコンポジット接続よりも今現在(2011年3月6日)主流となりつつあるHDMI接続の方が格段に映像は鮮明です。 今回の例に挙げた商品の場合、コンポジット、S、Dの3種類の接続が可能なので、コンポジット以外の接続の方が映像は鮮明になります。 特に文字が表示されている場合では、コンポジットではにじんで読みにくくなりますが、Sの場合比較的くっきり表示されます。 これは、ケーブルの品質にもよるので一概には言えませんが、通常はコンポジット以外であれば多くの場合文字はくっきり表示されます。
ケーブルはそれぞれで価格が違うのですが、Sケーブルはそれほど高価ではない割にはコンポジットよりも鮮明なのでおすすめです。 また、HDMIケーブルは現在ではDケーブルよりも安価になっているので、HDMI接続ができるなら最もおすすめです。 Dの場合、名前から勘違いしがちですが、Sの上位に当たるアナログ接続なので、HDMIと比べると映像の質は若干落ちます。
地デジチューナーの電源が入らなくなった、チャンネルが変えられなくなったなどの症状になった場合、一度ACアダプターを抜き、数秒たってからもう一度電源を入れて確認して下さい。 これは全ての電化製品に共通する事で、本体内に無駄に電荷が溜まり正常動作しなくなる時があるので、一度電源コードを抜き放電させる事で解決できる場合があります。
また、チューナーの上などに物を置かないようにして下さい。 精密機械は熱に弱いので、上に物を置いたり、直射日光の当たる場所に置くと正常に動作しなくなる場合があります。
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